<第二話より>
「無茶言うなよっ!? 大体何キロ出してっ……!」
叫びつつ、何とか顔を計器に向ける。
「……!?」
……見るんじゃなかった。
なんだそのスーパーマシンが出すような速度は?
スティルスーツを着てなかったら、風圧で窒息どころか首が変な方向に曲がって戻らなくなるレベルだぞそれっ?
「もーっ! もっとスピード出ないの、このオンボロっ!」
「まだ出す気なのかよっ!?」
「うるっさいわねえっ!? いいから、あんたはトランクをしっかり持ってなさいっ!」
「うわぁぁぁっ!?」
急加速に振り落とされそうになり、危うくバランスを取る。
「トランク落としたらコロスわよっ!!」


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