<第四話より>
「ぐ……っ……!!」
熱風が吹き上げ、僕達の身体を灼く。
僕はまだしも……イリューダは全身を灼かれてるんだ。このまま、引き上げるのに時間をかけていたら……!
「くぅ……しっかり、イリューダっ! すぐに、引き上げてあげるから……っ……」
「なに、言ってるのよっ……! すぐに手を離しなさい! でないとあんたまで落っこちるわよっ!!」
「なっ……!?」
「こうなったのは、あたしのミスなんだから……あんたまで巻き込むわけにはいかないのよっ!」
「なに言ってるんだよ、この馬鹿イリューダっ!!」
「っっ!!?」
「イリューダを、たったひとりの相棒を見捨てられるわけないだろっ!!」
「キョウ……シロウ……!」


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